No.2 「Sigrid Volders – pure works -」

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No.2 「Sigrid Volders – pure works -」

ベルギーのアントワープ郊外、豊かな生命に溢れる庭付きのアトリエでは、
自由で明るいシグリッドの感性のもと、様々な作品が日々生み出されていき
ます。 


Sigrid Voldersはベルギーのアントワープを拠点とするアーティストです。ハンドメイドで生み出されるユニークでオリジナリティ溢れる形と鮮やかな釉薬使いが特徴的なセラミックの作品を手がけます。


「アース・ロープ・ポット・プラント」という、アーティストのナレル・ドーレとのプロジェクトで、アントワープのAtelier Solarshopなど、ショップやギャラリーのために、作品やインスタレーションを作る活動を行なっていたシグリッド。ロープワークや、木工、ガラス、陶芸などの工芸品を、植物や自然全体と組み合わせることを目的としたプロジェクトの中で、コンテンポラリーな陶器の器を探していた彼女は自らの手でそれを作りたいと考え、セラミックアーティストへの道を志します。友人たちとワークショップの後、シグリッドはアントワープの美術アカデミーに入学し、フリーランスのメイクアップアーティストとしての活動の傍、8年間の教育を受けました。 


彼女は当時のワークショップでの経験から、今でも「最終的な結果を考えることなく、ただ始めること」をとても大切に考えています。手びねりにろくろ、絵付けや釉薬などの様々なテクニックを、彼女のその時の気持ちを巧みに組み合わせて作品と向き合います。シグリッドの釉薬の使い方や、色の組み合わせはとても印象的で素敵なものばかりですが、彼女のお気に入りの色は無数にありながらも、一番のお気に入りは明日には変わっているかもしれないとも話してくれました。 



また、彼女は日本のデザイナーや建築家にも影響を受けているそうで、川久保 玲さんや、藤森照信さんをはじめ、自然への敬意と美しい伝統がある、日本の文化や芸術作品を好み、いつか来日して今までにコラボレーションをしたギャラリーを訪れることを夢見ているそうです。 


もちろんその他の建築家やデザイナー、現代作家の作品でも、遊び心があるものはあらゆるものに興味があるそうで、それは彼女のフラワーアレンジメントのセンスにも垣間見えます。3年前にアトリエを移してから、ガーデニングも楽しむようになった彼女は自分の庭で見つかる草木や花と、散歩の途中に見つけたもの、サスティナブルなお気に入りのフラワーショップで買ってくる特別なものを合わせて完成させます。 


es quartに向けて制作する作品は遊び心溢れるものばかりです」とシグリッドは話してくれました自然や友人たち、子供の絵や拾った宝物や日用品など、彼女は特別なものではなく、自分を取り巻く環境からインスピレーションを受けています。パンを焼くこと、野菜や花を育てることなど、「日常」に当たり前にある大切なものを、しっかりと受け止める彼女の作品は、素直で明るい彼女の人間性そのものを投影した、手に取る人の心を幸せにしてくれる作品ばかりです。作品を通して、彼女の感性も一緒にお持ち帰りいただけたらと思います。 



Japanese Stone Object sphere

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